10/17(水)吉村寿博さん(90年卒)と畝森泰行さん(99年卒)のお二人をお招きして、学生と一般向けにOB講演会を実施しました。また、この日は朝から卒業研究中間発表もあり、その講評会にも参加いただき熱心に講評いただきました。さらに、学生たちと座談会の時間も設け、4・5年生の学生たちがデザコンで予選通過した作品などの講評をお願いしていました。講師のOBのお二人には朝から丸一日休憩時間もないほどのスケジュールでしたが、参加者共々建築について有意義な時間が過ごせたように思います。
お二人とも、卒業後横浜国立大学に編入学し、その後、吉村さんは世界的建築家事務所のSANAAにて10年ほどお勤めののち、最後に担当された金沢21世紀美術館のある金沢にて独立し、設計事務所を設立されています。また建築設計の仕事のみならず、金沢での建築や美術にまつわる人的ネットワークや場づくりにも携わられており、幅広い活動を紹介いただきました。
畝森さんは、横国卒業後、西沢大良氏という日本の建築界をリードする建築家の事務所に6年ほどお勤めののち、東京にてご自身の設計事務所を設立されています。まだ実作の実現したものは1作品ではありますが、それが先月新建築賞を受賞され、今後が大変期待される若手建築家です。このようなタイミングでお二人をお招きし、お話いただけたのは、大変貴重な機会でした。
さらに、お二人の講演を聞きに、一般の建築関係者の中に、多数の地元で活躍するOBも駆けつけてくださり、講演会の後半に数名彼らも登壇していただき、OB座談会となりました。いろんな年代のOBたちが、地元や東京、金沢などの各地で活躍する様子は大変頼もしいものでした。また、それぞれ学生時代の話も含めて話していただき、学生たちにはより実感が強まったのではないかと思います。今後もこのような機会をもちたいと思いました。